インターネット環境があれば、どこでもミーティングや飲み会などの集まりにオンライン参加できるZOOMは大人気です。
ただ、そこに映り込んでしまう自分の背景は気になります。

生活感もプライバシーも手軽に隠せるのが、「バーチャル背景」です。
バーチャル背景を使うと、自分の背景を好きな動画像に演出できます。
ですが、たまに「バーチャル背景のグリーンスクリーンがあります」のチェックが外せないことがあります。

「バーチャル背景で空間を演出したいのに、バーチャル背景が使えない!」
そんなときに試していただきたい解決策をこの記事でお伝えします。
解決策はこの4つです。
- ZOOMをアップデートする
- カメラエフェクトアプリを使う
- PCはそのままで、実際にグリーンスクリーンを使う
- 新しいiPadやiPhoneを使う
では詳しく見ていきましょう!
タップで即ジャンプ
そもそもグリーンスクリーンって何?
グリーンスクリーンとは、緑色の背景のことです。
撮影した動画像を合成したいときに使います。
ZOOMのバーチャル背景は緑色の背景で照明が均一に当たっているとき、いちばんキレイに映し出されるんです。


ZOOMユーザーが増え、グリーンスクリーンも品薄のようです。
≫Amazonで「グリーンバック」の検索結果
私と同じように、実際には「グリーンスクリーンはもっていない」という方のほうが多いのではないでしょうか。
もっていないから「グリーンスクリーンがあります」のチェックを外したいのですが、それができない人もいます。
その理由とは何なのでしょうか?
「グリーンスクリーンがあります」のチェックが外せない理由
「グリーンスクリーンがあります」のチェックを外そうとすると、「コンピュータが要件を満たしていません」と表示されてチェックが外れない。
その理由は、お使いの端末が「バーチャル背景を利用する条件」を満たしていないのかもしれません。
参考 Virtual BackgroundZoom Help Center前提条件
ウィンドウズ
・物理的な緑色の画面がない画像のみ
・オプション1
・PC用Zoomデスクトップクライアント、バージョン 4.4.53582.0519以降
・Windows 7、8、または10(64ビット)
・第4世代i7クアッドコア以上のプロセッサ
・オプション2
・PC用Zoomデスクトップクライアント、バージョン 4.5.4(5422.0930)以降
・Windows 10(64ビット)
・第6世代Intel i5デュアルコア以上のプロセッサ
・CPUがi7クアッドコア以上でない場合、統合GPUが有効で、統合GPUのグラフィックスドライバーのバージョン23.20.xx.xxxx以上
注:HD 620グラフィックプロセッサを使用するIntel CPUとの互換性の問題のため、これらのプロセッサを使用するデバイスは、物理的なグリーンスクリーンを使用する必要があります。
・物理的な緑色の画面のみの画像
・PC用Zoomデスクトップクライアント、バージョン3.5.53922.0613 以降
・デュアルコア2Ghz以上(i5 / i7またはAMD相当)プロセッサー
・物理的な緑色の画面がないビデオ
・PC用Zoomデスクトップクライアント、バージョン 4.6.4(17383.0119) 以降
・Windows 7、8、または10(64ビット)・サポートされているプロセッサー(720pビデオ)
・Intel i5、i7、i9-6コア以上、gen 6以上(atomおよびyシリーズを除く)
・プロセッサにはIntel GPUが必要-ドライババージョン23以降のHD620を除く
・サポートされているプロセッサー(1080pビデオ)
・Intel i5-4コア以上、gen 6以上、uシリーズを想定
・Intel i7、i9、Xeon -4コア以上、第4世代以上
・その他のIntelプロセッサー -6コア以上、第4世代以上(atomおよびyシリーズを除く)
・インテル以外のプロセッサー -8コア以上、周波数3.0GHz; または12コア以上
・物理的な緑色の画面のビデオ
・PC用Zoomデスクトップクライアント、バージョン4.6.4(17383.0119) 以降
・Windows 7、8、または10(64ビット)
・サポートされているプロセッサー(720pビデオ)
・Intel i5、i7、i9-4コア、第6世代以上(atomおよびyシリーズを除く)
・Intel i5、i7、i9、Xeon -4コア以上
・その他のIntelプロセッサー -アトムおよびyシリーズを除く6コア以上
・インテル以外のプロセッサー -6コア以上、周波数3.0GHz以上。または8コア以上
・サポートされているプロセッサー(1080pビデオ)
・Intel i5-第5世代以上、クアッドコア以上
・Intel i7 -gen 2以上、クアッドコア以上
・Intel i9、Xeon -4コア以上
・その他のIntelプロセッサー -アトムおよびyシリーズを除く6コア以上
・インテル以外のプロセッサー -8コア以上、周波数3.0GHz以上。または12コア以上
マックOS
・物理的な緑色の画面がない画像のみ
・Zoom Desktop Client for Mac、 4.6.0(13614.1202) 以降
・第4世代i7クアッドコア以上のプロセッサ
・第6世代i5デュアルコア以上のプロセッサ
注:第6世代i5デュアルコアプロセッサ、MacOS 10.14以降が必要
・物理的な緑色の画面のみの画像
・Zoom Desktop Client for Mac、バージョン 3.5.53922.0613 以降
・デュアルコア2Ghz以上(i5 / i7またはAMD相当)プロセッサー
・物理的な緑色の画面がないビデオ
・Zoom Desktop Client for Mac、バージョン 4.6.4(17383.0119) 以降
・macOS 10.9以降
・サポートされているプロセッサー(720pビデオ)
・Intel i5、i7、i9、Xeon -4コア以上
・Intel i7、i9、Xeon -2コア、第4世代以上
・Intel i5-2コア、第6世代以降、およびmacOS 10.14以降
・その他のIntelプロセッサー -アトムおよびyシリーズを除く6コア以上
・インテル以外のプロセッサー -8コア以上
・サポートされているプロセッサー(1080pビデオ)
・Intel i5-4コア以上、第5世代以上
・Intel i7-4 コア以上、第2世代以上
・Intel i9、Xeon -4コア以上
・その他のIntelプロセッサー -アトムおよびyシリーズを除く6コア以上
・インテル以外のプロセッサー -8コア以上
・物理的な緑色の画面のビデオ
・Zoom Desktop Client for Mac、バージョン 4.6.4(17383.0119) 以降
・macOS 10.9以降
・サポートされているプロセッサー(720pビデオ)
・Intel i5、i7、i9-2コア、第6世代以降、atomおよびyシリーズを除く
・Intel i5、i7、i9、Xeon -4コア以上
・その他のIntelプロセッサー -アトムおよびyシリーズを除く6コア以上
・インテル以外のプロセッサー -8コア以上
・サポートされているプロセッサー(1080pビデオ)
・Intel i5-第5世代以上、クアッドコア以上
・Intel i7 -gen 2以上、クアッドコア以上
・Intel i9、Xeon -4コア以上
・その他のIntelプロセッサー -アトムおよびyシリーズを除く6コア以上
・インテル以外のプロセッサー -8コア以上
Linux
・Linux用ズームデスクトップクライアント、バージョン2.0.91373.0502以降
・デュアルコア2Ghz以上(i5 / i7またはAMD相当)プロセッサー
・物理的なグリーンスクリーンiOS
・Zoom Mobile App for iOS、バージョン 4.1.27541.0627以降
・iPhone 8、8+、またはX
・iPad Proおよび第5世代と第6世代のiPad 9.7ズームルーム
仮想背景|ZOOMヘルプセンターのGoogle日本語訳より
・PC:4.6.0(1193.1215)以降
・MacOS:4.6.0(1696.1216)以降
・物理的なグリーンスクリーン
要するにこういうことです。
- ZOOMアプリが古いのかも
- PCの性能上、バーチャル背景機能をカバーできないのかも
これらを踏まえて4つの解決策を詳しく見ていきましょう。
バーチャル背景を使いたいのに「グリーンスクリーンがあります」のチェックが外せない人のための解決策
記事冒頭でお伝えした4つの方法をひとつずつ詳しくお伝えします。
- ZOOMをアップデートする
- カメラエフェクトアプリを使う
- PCはそのままで、実際にグリーンスクリーンを使う
- 新しいiPadやiPhoneを使う
①ZOOMをアップデートする
ZOOMのバージョンが古くて「バーチャル背景」の機能が使えないこともありえます。
この記事を参考にして、ZOOMをアップデートしてみてください。

②カメラエフェクトアプリを使う
PCの処理能力が一定以上ないと「グリーンスクリーンがあります」のチェックが外れません。
PCのバージョン情報を確認してみました。

上の画像のプロセッサを見ると
Intel Core i5-10210U CPU @1.60GHz 2.11GHz
とあります。
PCの性能(データやシステムを処理する能力)を表しています。
私のPCでは「グリーンスクリーンがあります」のチェックが外れています。
PCの買い替え時期なら、より高性能のPCを購入することもできるかもしれませんが、現実的ではありません。
そういうときは、カメラエフェクトアプリを使うのもいいかもしれません。

5月4日のLINE限定ZOOM初心者レッスンでも話題になったアレですね~
アプリを使うと、背景を自由に変えたり、飾りやメイクをしたりなどの効果を演出できます。
Snap Cameraというアプリを使っている人が多いようです。
参考 Snap Camera 参考 ZoomやMeetで使える背景を好みの画像に!Snap CameraのLensを自作する方法 できるネット 参考 Snap Cameraを使えばノーメイクのままZoomでWeb会議できる!在宅ワークにおすすめ テックキャンプ ブログ③PCはそのままで、実際にグリーンスクリーンを使う
個人的にいちばんおすすめの方法がこちら。
自分の背後に、窓・柄付きのカーテン・家具などがあるとき、バーチャル背景がキレイに描写しにくくなります。
撮影用の高価なグリーンバックでなくとも、無地の布や紙で代用できます。
水色のシーツなら家にあるかも……?
参考 ダイソーで見つけたグリーンバックの代用 大阪の研修講師 内野しのぶのオフィシャルブログブルーシートは実家にありそう。
参考 【100均検証】ダイソーのブルーシートで「クロマキー合成」はできるのか? → できる!ロケットニュース24④新しいiPadやiPhoneを使う
新しいiPadやiPhoneではバーチャル背景が使えます。
iPadでバーチャル背景
参考 おー!Zoomに「バーチャル背景」機能が搭載!お天気お姉さんのようになれる!iPad初心者のための使い方入門iPhoneでバーチャル背景
参考 バーチャル背景を使う ※ iPhone8以降の機種に限るZoom-Support私はiPad mini 4 とiPhone7ユーザーなので、バーチャル背景は設定できませんでした~。

ZOOM主催するならPCを使いたいところですが、2代目の端末として新しいiPadやiPhoneでビデオ参加すればいいということです。
ZOOM無料アカウントの人が主催するのであれば、3端末以上で参加するミーティングには40分の時間制限がつきますのでご注意ください。
「グリーンスクリーンがあります」のチェックを外すデメリット
背景にグリーンスクリーンがないのであれば、「グリーンスクリーンがあります」のチェックを外せばいいのですが……。


背景と自分の髪・肌・服などの色が似ていると、その部分も背景と認識されて透けて見えてしまいます。



緑色の背景があれば「透けてしまう問題」が解消されます。
結論:ZOOMアップデートが大前提。アプリか布か紙を使うのが良さそう
ZOOMのアップデートは、新機能を使えるだけでなく、エラーやセキュリティー対策の単に必要なので、使用前にはチェックしておきましょう。
PCを買い替えたり、高価なグリーンバックを準備する必要はありません。
Snap Cameraのようなアプリを使えば背景を加工できますし、安価な紙や布でグリーンバックを代用できます。
バーチャル背景で空間を演出したい方は、ぜひお試しください。

以上、LINE友だちに向けて無料ZOOMレッスン企画の際に質問を受けたので、追加で調べてまとめました。