目的と手段がよく入れ替わります。ごっちゃになります。
あるいは目的が全く違うものになってしまう。
好きだから歌ってたら、路上でスカウトされてメジャーデビューして、好きなように歌えなくなってやめちゃうとか。
好きだから歌ってたのに、いつまでも売れないから歌をやめちゃうとか。
似たような経験をしている人もいるんじゃないかな、って思います。
最近の私がそうでした。
インスタグラムを一旦、非公開に。
今は公開しているんですが、先週、読書記録がメインのほうのインスタグラムを非公開にしていました。
なぜかというと、自分のホーム画面(フィード)を見ていたら、「見た目のごちゃつき」が気になってしまったのです。
自分が感じた「なんか違うな」を言葉にして、眺めてみた。
「私の違和感、これでなくなるかな?」と思って、2パターンの写真を並べてみた。
眺めているうちに、違和感の正体に気づきました。
「目的が変わってしまっている」ということに。
私の本来の目的を取り戻すために、インスタグラムを非公開にしてみました。
見知らぬ誰かに見られてても全くかまわないのですが、「いいね」をもらうことで私自身が「評価」を感じないようにするためです。
他者評価から自分を隔離したら、すぐに、私の読書インスタグラムの最優先事項が見えてきました。
読書記録は、私が「あの時読んだ本…」って振り返るために書いてる。
誰かに見てもらってもいいけど、「見てもらう」「見た目きれい」が目的じゃない。自己納得感オンリー。
そのときの感じがわかるから、背景ごちゃごちゃがよい。
外で撮ってるのとかいいし、家の状態わかるのもいい。
私の最優先事項は、「自分の読書を振り返るための本棚、書庫」。
フォロワーを増やす、ファンを増やす、なにかの商品・サービスを売る、そういうのが目的ではない。
そのための他者目線も評価も必要ない。少なくとも今は。
他者評価は、自分が記録し続けるモチベーションになることもあるからなんだ。
そう気づいたあと、再公開しました。
読書記録のインスタグラムなのに、なぜ「見た目のごちゃつき」が気になってしまったのか。
見た目の整然さとか、ごちゃつきとか、さほど私個人にとって問題ではなかったのに、どうして?
一体、なにが目的と手段をごちゃごちゃにするのか。
何かが私をそうさせます。
間違って認知した成功パターンなのか。(例えば、こうやったら「いいね」がたくさんついて嬉しかった!)
自分でも言語化できていない満たされない感情なのか。(例えば、本当は「いいね」って認められたい!)
全く別の、そのほかの何かなのか。(例えば、これまでどおりのやり方に飽きちゃった!)
そういえば私は、このとき、ほかの読書アカウントと比べていました。
「こんな見た目きれいなほうがいいな。統一感のあるほうがいいんだろうな」
「誰が発信しているか分かるようにしたほうがいいんだろうな」
「あら、こんな有益な要約、やってないな」
「見た目ごちゃごちゃじゃないほうがいい」が自分の意見なのか、誰かの意見なのか、わからないけど、「整っているほうがいいんだろうな」「見た目きれいにしたい!」が自分の最優先事項にすり替わろうとしていました。
いつの間にか、ほかの読書アカウントが「なんかよさそう」に見えて、影響されてしまっていました。
言語化できない違和感があったら、何をやればいいのか?
今回、自分の違和感に気づいて修正できてよかったのですが、そうでなかったら、最優先事項じゃないのに「フォロワーを増やそう」「いいねをいっぱいもらおう」と突っ走っていたかもしれません。
(それがダメというわけでなく、私の最優先事項ではない、という話です。)
好きだから歌ってたら、路上でスカウトされてメジャーデビューして、好きなように歌えなくなってやめちゃうとか。
好きだから歌ってたのに、いつまでも売れないから歌をやめちゃうとか。
あるあるやなあ……。
自分の本来の目的、満たしたい望みをかなえてあげることを大切に。
周りと比較して焦ったりしない、自分の心の底にある欲求を忘れたりしない。
そのために、小さな違和感に気づいてあげる余裕をもっていたいと振り返りました。
- 表現の目的を、いつも考えさせられます。
碇たみ子さん「目立つプロモーション」 - 違和感やアクシデントを乗り切る方法について考えました。
Focus&Journey Academy vol.1 山田研太さんゲスト回 - 自分の思いを言葉にする、まだまだ難しいけど。
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竹本ひろこ
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