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この記事では、『売れ続けるネット文章講座』p.41の「これからの時代の5つの文章の書き方」を読んで、自分自身の知見や体験を掘り下げています
「5つの文章の書き方」というのがこちら
1.「売るためだけ」のコピーは、信頼されない
さわらぎ寛子『売れ続けるネット文章講座』ぱる出版,2020,P.41-56
2.「テンプレートや法則を当てはめる」だけでは、人の心はつかめない
3.「モノを売る文章」と「ファンを増やす文章」は違う
4.商品認知度ごとに響く言葉は変わる
5.消費されるコピーよりも「ブランド資産になる」コピーが必要
1.「売るためだけ」のコピーは、信頼されない
最近、ウォーターサーバーのチラシが届いたんです。
それを元に掘り下げていきます~
それを見ると「春には春の水分補給を!」と書かれていて、「なんのこっちゃ?」と私はピンとこなかったんです。
「春には春の水分補給」って、意味がわからないです。
冬は水分補給しないと、喉も肌も乾燥しそうだし、風邪をひきやすくなったり、肌にかゆみが出やすくなったりってのは、私は想像がつきました。看護師だからかもしれません。
でも「春の水分補給」すぐに思い当たらなくて、「なんで春?」って思ったんです。
下にある小さな説明文をみると「あ~そうかもな~」と思えたことがあって。
説明文はこんな感じです。
春は気温の変化が1日を通して激しくなる為、今の時期だからこそきをつけておきたいのが「かくれ脱水」です。
「いや、こっちのほうがピンとくるやん!」
早速、さわらぎ先生のオンラインサロンに投稿しました。
私だったら、「春の“かくれ脱水”にご注意を!」みたいなコピーにするかな~と妄想しました。
水分補給の一手段としてのウォーターサーバーを提案するならありかなと。
2.「テンプレートや法則を当てはめる」だけでは、人の心はつかめない
なんとなく考えたことなんですが。
ラクスルっていうネット印刷会社があるんですが、そこにはとっても便利な「チラシテンプレート」があるんです。
私も過去にセミナーなどで使ったことがあります。
自分がやってることを、そのまま当てはめてしまったら、自分が伝えたいことが伝わりません。
そればかりか、ほかの人と同じになってしまうんです。
めっちゃ便利ですが、本にあるように型を使うなら「最後の最後」が良さそうだなと思いました。
私の場合は、それ以前の問題でしたが……。
3.「モノを売る文章」と「ファンを増やす文章」は違う
「よくわからないけど、思わず思わずポチっと買っちゃう」文章と、「この人のモノなら何でも欲しくなっちゃう」文章とどっちがいいかな、という話です。
私はモノを買うとき、どちら側にもなります。
感情でモノを買うことが多いです。(なんかそんな本ありましたなー、行動経済学関連の)
でも飽き症だから、思わず買ったもののほうが熱が冷めやすいです。
「そんなに欲しくないのに、よく考えないで買ってしまった。また失敗した」
「よく調べもしないで買ったら、こんなもんか。今度はもっと調べてから買おう」
そう思うことが多いです。
「テキトーに買ったけど、よかったな」
って感じるものはそんなに多くありません。
「この人のモノなら何でも欲しくなっちゃう」みたいな気持ちで買ったものは、思い入れが強くなります。
「その人」に付随してる、人ベースで買ってるから、多少想定以下のモノでも「そんなときもあるよね~」と許します。よっぽどじゃないと「これ、オカシイよ!」とは言いません。
その人に私が喜んでる姿を見せたいとか、その人に喜んでほしいとか、そういう微妙な気持ちも交じってるのかもしれませんが。
「あの人が新商品を出した!真っ先にチェックしなきゃ!」
まさにファンです。
私にも何人かそういう「あの人のモノなら何でも欲しくなっちゃう人」がいます。
4.商品認知度ごとに響く言葉は変わる
ほかにもちょっと思ったこと。
実際のチラシには、「人気No.1」とか「5つの安心」みたいなのが書かれてあって。
見聞きし飽きた信頼性は、すぐにゴミ箱行きとなりました。
商品の人気度や機能性を知って響く人は、「購入意欲がある人(どのウォーターサーバーを購入するか迷ってる人)」じゃないかなと思いました。
さらに、ウォーターサーバーの魅力って「水分補給が手軽にできる」だけが目的ではないと思いました。
- 決まった銘柄のミネラルウォーターを摂取できる
- お湯を沸かさなくていい(給湯機能付きのなら)
- 非常時の生活用水になる
- 定期宅配が安否確認になる とかとか。
「〇〇の宅食」みたいに、お弁当の宅配が安否確認になるような高齢単独世帯層であれば、潜在的ニーズがありそうに思います。
室内に水を運び入れる際、生活状況の変化がわかるような担当者なら、遠方に住むご家族やケア支援者に報告することもできるし。
そうしたら、「春には春の水分補給を!」って謎コピーを出さなくてもいいかもしれません。
5.消費されるコピーよりも「ブランド資産になる」コピーが必要
数量・人気度・価格・利便性・機能性・効率性を売りにしていると、どんどんそれを追い抜いていくモノが出てくるかもしれないし、消耗してしまいます。
松本大洋さん『ピンポン』のドラゴンを思い出す……。
映画では、中村獅童さんが演じた努力家で優勝実績のある選手なんですが、みんなから「不動の1位」と思われていて、「1位でいなきゃいけない葛藤」に苦しんでいて「卓球が楽しい」ってことを忘れてしまっています。
「不動1位を目指す」のが悪いとか間違ってるとかじゃなくて、そこに向かっていけるならやったらいいと私は思います。
商品価値に詳しくない人からすると、「1位を選んでおけば間違いないよね」ってのがある。
で。本では、短期的戦略は売るためのコピーで、よくある文章講座にあふれているのが「セールスライティング」と書かれています。
私はもう、押し付けられるのは嫌だし、人に無理に買わせるのも嫌だなと思っています。
消費されるコピーというのは企業価値が伝わらない、ひとつの売りモノに対するコピーでもあるなと。
これも作り続けなきゃならない。
ブランティングのプロ・くくのちこてつさんは、強いブランドになるためには「ルーツ、ヒストリー、ポリシー」がだいじと話されています。
統合して、商品の背景にあるものを掘り下げてとがらせていく裏方仕事が、ブランド資産になっていくんだろうなと思いました。
たけちゃんじゃなきゃ、と言われたい
私は、「便利で誰にも重宝がられるアイテム」よりも「長く愛されるブランド」みたいになりたいんだな~と思いました。
でも、私自身がすごくすごく飽きっぽいんです。
好きじゃなきゃ続けられない。
好きなことを仕事にしてお金をもらわなきゃいけないってこともないんだし。
人のホームページ見るのは好きなので、LINE友だち限定で気ままにフィードバックしています。
記事はほんまに私の解釈に過ぎないので、詳しくは本でご確認ください
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「これからの時代の文章の書き方」に関連したnoteを選んでみました。
ではまた~