独立して仕事をはじめてから、仕事を自分の思うように進めたかったけど、思うように進まなかったしで、どうにかしたくてあがいていた。
あがきながら、「自分はダメだ」と思い続けてきた。
「私はこういうことができます」
「私はこういうことが好きです」
「だから私のサービスに申し込んでください」
そういうことを堂々と言えたり言えなかったりした。
そのとき、テンションが上がって調子乗ってたら大丈夫なんだけど、そうじゃなければ無理。言えない。通常運転では、言えない。
私の根底には
(私よりもっとすごい人がいるし)
(どうせ今だけかもしれへんし)
(飽きっぽいからまた変わるやろうし)
みたいな、じめっとねちっとした思いがあるからだ。
自分の仕事に自信をもっている人たちを尊敬して羨望して。
自分の小ささを感じていた。
ある本で、「頭と心の中を知るワーク」に出会った。
自分の思考や感情の変化が、この価値観がもとになっていそうなことがわかった。
言葉にして自分の深い部分を理解してあげるととても嬉しく温かい気持ちになった。
それからしばらくして、とあるカウンセラーさんが「スキーマ」という概念を教えてくれた。
「スキーマ」というのは何年も前に別のカウンセラーさんからも聞いたことがあって、「彼女がいいと言うなら」と、入門書を購入して一読しただけの本を持っていた。
[※スキーマとは、確か…価値観、信念、ルールみたいなもの]
「スキーマ」に出会い直した頃から、「頭と心の中を知るワーク」に、いろんな見方や手法が加わりはじめ、自分を深く理解するのが学びの中心になった。
私のもがき苦しむもとになる価値観を、『ダメなわたし自典』にまとめました。
ちらっと見せた方には、「すごい」「面白い」と評判の自信作です。
竹本ひろこ
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