猫は自分の身を守るために、人間に甘える性格だったり、人間を避ける性格だったりするらしい。
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保護猫シェルターの猫たちを見ていると、世間一般の「自由気まま」というイメージは私にはない。
たぶん心底安心できる環境じゃないと「自由気まま」が出せないんじゃないかと思う。
それって人間も同じような気がする。
みんながみんな、そうじゃないかもしれないけど、やりたいことしかやってない。
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一番じゃないと生き残れなさそうだからいつもマウントとるとか、自分が愛されてる実感がなにで満たされるかわからなくて相手に無理を言うとか。
生き残りたい、愛されたい、そういう心の底にある感情を表現するのは勇気がいる。
マウントとる、相手に無理言う、それに慣れていて、ほかのことをやったことがないから。自分の底にある感情にすら気づいていないこともめっちゃ多いはず。
自分が味わった感情を呼び起こす朗読劇
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遠藤 エルさん監修の「朗読劇」は、自分がアクターとなり感情解放をする。
自分が役になりきって演じるのではなく、自分が味わったことがある感情を呼び起こして演技する。
自分が知っているイメージで、その役を演じるほうが簡単。
役になりきるよりも、自分の感情を呼び起こすほうが難しかった。
私には「自分はダメだ」が前提にあるから、こんなことを言っても受け入れてもらえるはずがない、と思ってしまうんだろう。
だから言いにくいセリフがあったんだろう。
そうそう、過去に、絶対に自分を愛してくれると思い込んでいた存在に、背中を向けられたことがある。
たぶんあのときの傷。
古傷が、また痛む気がして甘えられないんだろう。
甘えるセリフ、言っても相手は断らないのに。
知ってる、台本読んでる。
しんどかった過去を、塗り替えていく体験をする。
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あのときのことを引っ張り出すからしんどいけど、あのときとは違う体験をしていく。
「昔から、自分が実際に抱いた感情を覚えているようにしています。それを引っ張り出して演技をしていますね。」
安達祐実さんがインタビューで話していた。
大女優と同じ、たいそうなことを自分に課していた。
これまでの人生、体験、感情を引っ張り出すのは、しんどい。
しんどかった過去を、塗り替えていく体験をする。
春からスタートした「自己解放プログラム」の前半は、ちょっとした遊び要素も入れつつ、そういう感じで進んだ気がする。
そして、いよいよ今週末の土曜、9月30日の自己解放プログラムのエキシビション。
「ACTOR’s トーク」では、ステージ上で 碇 たみ子 さんと喋る。
何話すか……。
やってきたことが盛りだくさんで私には収集がつかないので、たみ子さんに丸投げするつもりでいる。
トリだよ……。
最初も怖いし、最後も怖いし、そうじゃないからって怖いことはないんだけども。
これも自己解放案件だ。
決まってるし、やってみるしかないな。……。
あ、朗読劇のセリフは、私だけは大阪弁にさせてもらいました。それじゃないと自分の感情乗せられないから。
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