2017年に個人事業をスタートしてから2020年9月までを振り返ってみました。
勢いよく飛び出してみたものの
私は2017年にオフィスオーガナイザーという職場環境整備の資格を取得し、病院を退職した。
その後「勢い」で開業した。
自由に働きたくて、再就職手当も欲しかったので。
それから「あなたの業は何ですか?」と問われた。
自分にも問い続けてきた。
「私の業って何だろう?」
ぐるぐる迷っていた。
迷い続けるのはもうやめたい。
そう思っていた。
「看護師と片づけの資格を活かす」にまつわる葛藤
「看護師と片づけの資格を活かす」
「私だからこそできる使命だ、頑張れ!」
そう思い続けてきた。
それなのに、いつの間にかその使命感が重い荷物になっていた。
訪問看護師として私は雇われていて、「片づけの人、ライフオーガナイザー」として個人事業もしていた。
別事業だったが、訪問先が個人宅なのがちょっと厄介。
2つのサービスを同じお宅で受けられることになると、私の守秘義務が危うくなる。
それが訪問看護事業所のリスクになる。
(これは事業所の顧問弁護士さんの判断。めちゃ動きにくいし、思考も止まった。)
また、「現状維持で精いっぱい」「現状を変えたくない」という利用者さんの状況を見てきて、片づけと看護を結びつけて仕事をする意味に疑問を持ち始めた。
「なんか好き~」を詳しく見てみた
自分のサービスの対象になる人のリサーチも兼ねて訪問看護を始めたものの、現実がわかった。
どうしようか。
そこで、2019年9月からさわらぎ寛子さんの「自分を売り出す文章構築アカデミー」という6ヶ月の連続講座を受講した。
「アカデミー」を受講してみて、仲間と一緒に自分自身と向き合ってみたら、自分自身でありつづけたらいいんだと思えた。
ざっくりと「看護っていいよね~。片づけっていいよね~。好きだな~。」
と思っていたようだ。
なので、実現できそうにないことを目の前にしたとき、熱意や行動力がそがれてしまったんだ。
そして「自分ができるのは看護と片づけを掛け合わせた部分だよね~。」
そう思ってた。
思い込もうとしてたのかもしれない。
だって、自分が使ってきた時間もエネルギーも感情もお金も、いろいろムダになってしまうから。
応援してくれてた人を裏切ってしまうから。
看護と片づけから離れられないと、自分で思い込んで縛り付けてた。
看護は楽しい。でも楽しいことと嫌なことがある。
片づけも楽しい。でも楽しいことと嫌なことがある。
好きなこと・できることを分解していった。
自分の人生を振り返ってみたし、今の自分にしっくりくる言葉(価値観)を見つけていく作業もした。
ざっくりと「失敗続き」と自分でラベルを貼った私にも、できることはあって、求められることがあることに気づいた。
挑戦を続ける
“やりたいことが見つからずにモヤモヤするときは、考えるのを一旦保留にして近くにいる人で誰か一人を決めて、一定期間徹底的に尽くす経験をするのは役に立つことが多い。テスト前の勉強が進まないときに部屋の掃除をすると気がついたらやる気が出てくるみたいに、誰かのために行動しているといいエネルギーになったりする。”
やまけん(山田研太)/プロデューサー|何者かになりたい人へ
ちょうど私が講座を受講きている時期、さわらぎ寛子さんは「講座の資料をブラッシュアップしたい」と外注先を探していた。
3冊目の出版に向けて活動している時期で、3人のお子さんがいるワーキングマザーでもあるさわらぎさん。
彼女は外注先を広く一般に探すのではなく、講座の中身を知っている人(受講生)に仕事を依頼したいと考えていた。
「(プロじゃないけど)私でよければやってみます」と自信なさげに手を挙げた。
また、さわらぎさんはFacebookグループで運営しているオンラインサロンと講座受講生の限定グループなどをひとりで管理していた。
オンラインサロンや講座が人気で、人が集まり投稿が増えると、フロー情報・ストック情報が増えていって管理が大変になっていた。
以前から困っていたのは知っていた。
私は「オンラインサロンのいちファンとして、1ヶ月無償お試しで秘書的サポートを使ってみていただけないでしょうか?自分の仕事にしたい魂胆もあります。」と伝えてみた。
いわゆる新サービスを検討するためのモニターを直談判したのだ。
誰でもいいわけじゃない、師事する人の秘書的サポート。
やらせてもらったら楽しかった。
従業員を雇わないで実質ひとりで事業運営している社長さんのアシスタントとして「たけちゃんアシスト」をするのが私の今の仕事になった。
朝から、「たけちゃんアシスト」のたけちゃん @HTorganizer がテキパキ動いてくれて助かりまくり。
— さわらぎ寛子@『売れ続けるネット文章講座』9月10日発売 (@hiroko_sawaragi) June 25, 2020
助けてくれる人がいるから、生きてます。
ほんと、ありがとう。
ひとり社長や小規模事業主は、一人でできることが限られているから、誰に助けてもらうかは超大事。
どうなっても私は「たけちゃん(竹本ひろこ)」です
正直「何者になる」「何者になりたい」がよくわからない。
私は私であり続けたい。
バージョンアップして、ときにはマイナーチェンジもあるかもしれない。
「たけちゃん(竹本ひろこ)です」
「今日の、最近の、私はこんな感じです」と生きていたい。
世間の人は、「たけちゃん(竹本ひろこ)」を知らない。
だから私は「ひとり社長のアシスタント・たけちゃん」と名乗っている。
何をしてる人か、どんな思いで活動している人なのかがわかったほうが、私は安心するし便利だから。
「肩書きをつける」ことでパッと見てわかりやすくする。
ファイルボックスのラベルみたいに。
パッと見てわかりやすくすることが正義でも絶対でもない。
「肩書きはたくさん持つ時代」という考えにも同意している。
「最近のたけちゃん、また変わったね」
「コロコロ変わるから、何してるのかよくわからないね」
そういわれるかも知れないけど、そうじゃなきゃ生きられないみたいで。
人のお手伝いや応援と、きづきや学びが好きなのは変わらないかな~と思ってます。