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「ワンネスって、水の願いなんだよね。」

以前、琢磨くん(エレメンツコード開発者:林原琢磨さん)がそんなふうに話していたのが、ずっと私の頭に残っていました。
*ワンネス:すべてのものが根源で一つに繋がっているという思想
最近ふと、「人間の根底にある願い」について気になり、コミュニティで琢磨くんに質問してみました。
「水属性以外の、根底にある願いってなんでしたっけ?」
琢磨くんは
「まだ読んでいる途中なんだけどね……」
付箋がたくさんつけられた『ザ・メンタルモデル』など2冊の本を取り上げて話してくれました。

この記事では、琢磨くんが教えてくれた、属性ごとの「各属性の願い、痛み、理想の世界で生きる方法」ついて、かんたんにお話ししていきます。
取り上げている「属性」や「モデル」は、あなたを決めつけるためのものではありません。
読みながら「これ、自分かも」と思ったら受け取ってみて、「ちょっと違うな」と思ったら、そっと置いておいてもらえると嬉しいです。
エレメンツコードとは、立地コンサルタントの林原琢磨さんが開発した心の健康診断。内面の性質を「風・水・地・火」の4つのエレメントで示し、今の自分の状態を理解できます。自分の傾向や人間関係構築など、人生を豊かにするための手がかりになります。
メンタルモデルとは、この記事では、由佐美加子さんのロジックをベースに話しています。幼少期の傷つき体験から生まれた、無意識の思い込み。「どうせ自分は愛されない」などの思い込みが、行動や人間関係に影響します。自分の心が傷つかないように守るための「前提設定」がメンタルモデルです。
エレメンツコードとメンタルモデルの関連性

メンタルモデルも、エレメンツコードの属性も性格ではありません。
また、エレメンツコード診断で強く出ている属性と、メンタルモデルでいう「痛み」は、必ずしも一致するとは限りません。たとえば、火属性の人でも「愛されない」という水的な痛みを抱えることがあります。自己認識として「自分は火だ」と思っていて診断でそのように現れていても、人生を振り返ると根っこにあるテーマは別の属性だった、ということもあります。
エレメンツコードの4属性
風 | 実現と達成の属性です。この属性のエネルギーが強い人は、結果や功績を出す ために突き進む力に長けています。未来を切り拓いていくことに人一倍意識が向 き、そのために努力を惜しみません。一方で、細かい部分にまで気を配ることは苦手で、仕事も人間関係も雑になりがちという側面もあります。後先考えないことも多々あるため、トラブルメーカーになりやすい部分も否めません。 この属性と強く関係する行動や環境 とにかく突き進むことが重要です。見切り発車で良いのでどんどん行動を起こして、達成・実現していくことでこの属性は強まります。細かい説明や言語化は置いておいて、ノリや勢いを最優先に。そして、途中経過よりも結果にコミットする姿勢を持つことです。未経験なことにも勇気を持って挑戦し、道を切り拓いていってください。 |
水 | 感性と解放の属性です。この属性のエネルギーが強い人は、感性や感情をとても 大切にします。感情表現が豊かで、様々な人から好かれやすく、ムードメーカー的な存在になることもあります。一方で、一度落ち込んだり不調になると、それが長続きしてしまうこともあります。自分の感情や気持ちのコンディションに、肉体も引きずられがち。束縛を嫌い、常に自由で満たされていたいと考える傾向が強いです。 この属性と強く関係する行動や環境 感情と感覚をできる限り鋭敏にすることが、この属性のエネルギーを強めます。何かを決める時、「正しいかどうか」ではなく「気持ちいいか」「嬉しいか」という、自分自身の心の欲求にトコトン従うことです。そして、なるべぐドキドキワクワクする状況に身を置くことが大切です。その日の気分で行きたいところに出かけましょう。 |
地 | 安心と調和の属性です。この属性のエネルギーが強い人は、協調性が高く、場の空気を読むことに長けています。物事を整理・調整したり、周到に計画を立てるチカラに優れているため、自分はもとより周りにも安心感をもたらします。一方で、気が小さく引っ込み思案であったり、行動が遅い・優柔不断という面も持っています。計画的にいかないとすぐ不安になり、行動を起こせなかったりもします。 この属性と強く関係する行動や環境 最も重要な考え方は、「どうすればみんなが良いと思えるのか」ということです。大きな成果や目立った成功より、全体のバランスが整っているかどうかをよく見ることが大切です。そして、「何をするか」よりも「誰とするか」「どうやってするか」という、プロセスの方を重要視することです。また、刺激が沢山ありすぎると疲れてしまうので、新しい出会いよりも気心知れた人と長い時間を過ごすことがポイントです。 |
火 | 創造と論理の属性です。この属性のエネルギーが強い人は、専門性の高さや問題解決の力があるとともに、本質を見抜くチカラに長けています。クリエイティブなセンスを持ち合わせ、自分の得意分野では圧倒的な成果を出すことができます。一方で、人の感情の機微に疎いので、人間関係に苦手意識があり、自分の世界に閉じこもりがちです。物事の核心部分以外はどうでもよく感じてしまい、回り道を嫌うので、他者との軋轢を生むことも少なくありません。 この属性と強く関係する行動や環境 物事の「理」を知ること、本質を理解することが何より重要となります。言いたいことや物事の優先順位を付けることなどに焦点を当ててください。また、あれこれ手をつけるより、ひとつをトコトン深め、極めていくことでも、この属性のエネルギーは高まります。同じ趣味、同じ分野で鎬を削り合える仲間を持ちましょう。 |

メンタルモデルの4類型
A. 価値なし | B. 愛なし | C. ひとりぼっち | D. 欠陥欠損 | |
---|---|---|---|---|
痛み・繰り返される不必要な現実 | (こんなにやっても)「やっぱり自分には価値がない」 何か価値を出さないと自分の価値は認めてもらえない | (こんなにやっても)「やっぱり自分は愛されない」ありのままの自分では愛されない | 「所詮自分はひとりぼっちだ」人が去っていく、離れていく、つながりが絶たれる分離の痛み | (こんなにやっても)「やっぱり自分はダメなんだ」自分には決して埋まらない決定的な欠陥がある |
特徴と特徴的なキーワード | ・人に価値を出さなければ自分はいる意味がない。いる価値はない ・成果を通して自分の価値を認めてもらいたい ・人からの期待に応えたい ・人からの評価や承認が大事 ・意味のあること以外やりたくない ・できるのに頑張ろうとしない、やる気のない人が理解できない ・できれば有能で価値を出せる人と一緒にやりたい、働きたい ・何かを良くしていく課題解決が得意で、どうしたらいいかすぐ考える ・休まず動き続けてしまう、何もしていないことが耐えられない ・勝てないゲームはしたくない。確実に勝負できるものを無意識に選ぶ | ・恒常的な「寂しさ」があり、つながりを失って一人になってしまうのが怖い ・人に与えてばかりで疲れてしまう傾向がある ・思うように愛されずに失望したり、拒絶されている感じになる ・真実を明かしてほしいし、受け取ってほしい ・ありのままの自分では愛されないと思い込んでいる ・本当のことを相手と分かち合いたい ・相手を不快にさせる言動はできるだけ避けようとする傾向がある 問題があるときはちゃんと話し合って分かり合いたい ・大切な人とのつながりは自分から一方的に切れない | ・所詮、人はひとりで生きているという孤独感 ・人はいなくなるし、去っていくものだという割り切り ・来るもの拒まず、去るもの追わず(人に過剰に入れ込まない、執着しない) ・人の目は気にしないで自分がやりたいようにやっている ・集団の中では傍観者的で一匹狼だ ・人間が面倒くさいと感じる ・何にも制約されずに自由に生きたい、誰にも決して従属しない、縛られたくない ・「好きにしたらいい」が口癖 ・人は何をしてくれてもいいし、いてくれるだけでいいと思っている ・自然や動物など非言語の感じられる世界が好き | ・自分は何をやっても、出来損ないだ、ポンコツだという根深い自己否定 ・とにかくすぐに不安になって落ち込む「ここにいてもいいのか?」「私は大丈夫か?」 ・表に立とうとすると激しく罪悪感 ・不当な出来事があると自分のせいだと自分を責めてしまう、責められ慣れた感じになる ・他者と比較して自分の至らなさが気になる 不安感が行動を鈍らせるのでやることが増える ・要求されるとできないんじゃないかと不安になる ・なかなか「まあ、いっか」と流せない ・人の役に立とうとする ・実は隠れているいろいろ努力している、安心していられる居場所を求めている |
代償 | 他人軸で生きるため、自分がなくなる | 人に過剰に尽くし て自分の真実を生きられない | 常に自分や人、世界を割り切って捉え、決してなくならない孤独を感じる | 人の中で安心して 自分でいられない。 心の平安がない |
創り出したい世界 | 何ができなくても、自分はいるだけで価値がある、誰もがそのままでいいと認め合える、存在する価値ですべての人の関係が温かい世界 | 誰もが自分を無条件に愛し、真実からありのままを受け入れられ、理解しあえる関係性で人間同士がつながっている世界 | 人の命の全体性の一部を担っている、その一部として生かされている、というワンネスの感覚の中で誰もが自由に自分の人生を生きている世界 | 凸凹のままで人は完全で、誰もがどこにいても内側で何があっても、ありのままで安心して存在していられる世界 |
メンタルモデルとエレメンツコード、ざっくり関連づけるとこんな感じ
価値なしモデルの痛み:風のダークサイド
愛なしモデルの痛み:水のダークサイド
ひとりぼっちモデルの痛み:火のダークサイド
欠陥欠損モデルの痛み:地のダークサイド
属性ごとの、願い、痛み、理想の世界で生きる方法

火属性
- 火には「分解したい」「構造を知りたい」傾向がある。感情ではなく、「どういう仕組みなのか?」「なぜそうなるのか?」という意味や構造を見にいく。
- 「自分と他者は別の存在」だという感覚が強い。「私は私、相手は相手」という距離感を大事にする。
- 分解して理解しようとするけど、それが必ずしも「癒し」になるわけではない。
- 火属性が強い人がやりがちなのは、「自分を観察対象にして距離を取ること」。それが過剰になると、自分の内側の感情にアクセスできなくなることもある。

火の人って、本当は「理解してほしい」って気持ちがあるのに、「理解されなくていい」「わかる人だけ、自分だけわかればいい」という諦めが表立ってあるように見えることが私にはあります。
琢磨くんの言う通り、「構造的に見る」ことでこういう思いを処理しようとしてるのかもしれないなって思いました。「相手にアクションしたけど、理解されなかった」という「無駄な時間」を過ごしたくない。だから距離を取るし、先に自分が理解しようとするのかな…って私は感じています。
科学的・心理的な背景から、人はつながりを求める存在だと理解すること。そして、自分の思いや考えを言葉にして相手と共有し、少しでも「伝わった」と感じる経験を重ねることで、他者とのつながりが実感できていくのではないでしょうか?
水属性
- 水は「ワンネス=ひとつになりたい」願いを持っている。「愛されない」は水のダークサイドだけど、全属性に出ることがある。水の部分で何かトラウマがあったのかもしれない。(メンタルモデルでいう「愛なしモデル」)
- 水属性が強い人は、他者と同一化しやすく、自他の境界が曖昧。
- 愛されたいと思うなら、自分から愛することが大事。愛を受け取るだけじゃなく、「能動的に愛する」ことが課題解決につながる。自分が愛を与える側に立つことで、「愛されない」前提から抜け出すことができる。

水は他者と自己を同一化しやすいから、自分が抱えている感情を相手がもっていると思い込んでしまうことがよくありそう。自分から愛することで、水が抱える恐怖心を超えていくんだろうなと思いました。
風属性
- 風属性が強い人は、「頑張らなきゃ価値がない」という前提を持ちやすい。(メンタルモデルでいう「価値なしモデル」)。本来は、軽やかで自由なエネルギーを持っているのに、自分で自分を追い詰めてしまうことがある。
- 「結果を出して初めて認められる」と思っている風の人には、まず「結果がなくてもいいよ」って自分に言ってあげることが大事。

琢磨くんは「成功という現実を作りたいなら、風の行動を取ればいい」とも話していました。例えば、風の行動は頑張る・努力する・リーダーシップをとるとか。それって、ある意味「風らしくあるための道」でもあるけど、一生満たされない人が多い属性が風なんだそうで……。
「頑張らなくても大丈夫」っていう感覚にも触れてみてほしいなって思いました。私は数年前にこの気づきがありました。
地属性
- 地属性が強い人は「私は欠けている」という欠損感を抱きやすい。(メンタルモデルでいう「欠陥欠損モデル」)。だから、「他者とつながって補おうとする」傾向がある。
- 「役割」で自分の価値を証明しようとしがち。でもそれは、「自分自身の存在を信じられない」から来ている。
- 本当に大事なのは、「自分に安心を与えること」。自分にとっての安心を作ることが、他者との信頼にもつながっていく。

地属性が強い人って、しっかりしてて頼れる存在だけど、「私で大丈夫かな?」って不安を抱えてることも多いようです。
役割をちゃんとこなそうとすればするほど、本来の自分が見えにくくなるのかもしれません。
「なぜ?」が「なるほど!」に変わる。
エレメンツコードも、メンタルモデルも奥が深いので、この記事で触れた内容には、不足も多いです。ただ、人生を豊かに送るためのひとつの指針にはなるはずです。
エレメンツコードやメンタルモデルを通して、私たち一人ひとりが抱える願いや痛み、そしてその活用方法に目を向けると、自分自身を理解できるようになるからです。
自分の内面と向き合い、感情や思い込みを解きほぐしていくことで、より深く自分自身や他者とつながり、より豊かな人生を送っていけるんじゃないかと思います。

もしこの記事を読んで、
- 自分の「願い」や「痛み」について、どんなヒントがあるか知りたい
- 自分自身のことをもっと深く理解したい
- 人間関係の悩みや、「自分らしい生き方」への迷いを誰かに話して整理したい
と感じたなら、ぜひ一度、Zoom「エレメンツコードで話そう」にお越しください。
ご自身のエレメンツコードを見ながら、心の内をお話しすれば、何かしらの気づきや安心感が生まれるはず。
心の中にあるモヤモヤを言葉にして、ご自身の力で答えを見つけられるようサポートします。
無料Zoom30分「エレメンツコードで話そう!」
参加された方の声
「こだわりたいことにこだわっていることの発信も、“ハッピー”の表現になるんだ!と気づけて、ハッとしました。気持ちが明るくなりました」
(企画ディレクター/デザイナー・50代・千葉)
「意外と自分やってきてるのに、火の人と無意識に比べてまだまだと思っていたことに気づいて、スッと腑に落ちました。たけちゃんと話してると、自然体でいられて嬉しい」
(寿司屋若女将・30代・和歌山)
地のダークサイドの原因と解消の仕方になるほどと納得できました。あと、地の“他人軸”の大切さにも改めて気づかされました。診断結果をただ読むだけではわからなかった部分を、たけちゃんが丁寧に読み解いてくれたからだと思います。
(給食調理員・50代・京都)
こんな方におすすめ!
- エレメンツコード診断レポートを受け取ったけれど、どう活かしたらいいか迷っている
- 最近ちょっとモヤモヤしていて、自分の感覚を整理したい
- 自分の特性を、無理に変えずに受け止めてみたい
- 新しい行動やサービスへの一歩を後押ししてもらいたい
「エレメンツコード」無料診断はこちら
「エレメンツコード診断」は、自分の内面の性質を「風・水・地・火」の4つのタイプで見える化するツールです。
たとえば、「地」が強い人は安定や安心を大切にしたり、「風」が強い人は行動力があってリーダーシップをとるのが得意だったり。
この診断では、
- 本当の自分(気づいていない性質)
- 他人から見られている自分
- 自分がなりたい理想の自分
の3つを比べて、いまの自分の状態やバランスがわかるのが特徴的です。
こんな方はぜひ診断を受けてみてください。
- 自分らしく働きたい・生きたい
- 自分の強みやタイプを知りたい
- なんだかモヤモヤしている
- 人間関係で疲れやすい
エレメンツコードは、「性格診断」ではありません。私は、「性質診断」「状況診断」という感覚で、定期的に受けています。
いま抱えているモヤモヤとした思いや、言語化できていない感覚を整理できたり、次の一歩を見つけるヒントになったりします。
「メンタルモデル」参考文献はこちら


竹本ひろこ|コンテンツ組み立て人
メルマガでは、旬でお得な情報や企画の先行案内を配信中です。ぜひご登録を。
ブログ読みました。メンタルモデルとエレコの関係性まとめて頂きありがとうございます♪
先日のグルコンで話してからちょっとモヤモヤと考えていましたが、エレコについても理解が深まりました。
ダークサイドについては正直よく分かってなかったんです…
このブログを読んで、自分のレポートを見てみると水のダークサイドが他と比べて高め理由がわかった気がしました。
私がメンタルモデルの好きなところは,痛みの裏側にある願いに繋がれるというところです。
自分らしくありたいという人の美しさに惹かれていますし、可能性も見出しています。
ここまでロジカルに人の内面について解き明かしているのに。
その願いをなぜ持って生まれてきたのか…っていうのは、説明できない。
それは、もう魂が選んだからとしか言えない。って結論がどこか使命みたいな神秘さもあります。
仕組みは明確だけど、根っこの根っこの原因は不明という部分や感情を感じることが大事という点が、エレコ火地の私としては、感覚(水)要素に憧れるところなのかも知れません。
エレコとメンタルモデルの探求。一緒に深めていただければ嬉しいです。
nissyさん、コメントありがとうございます!
願っているから痛いんだと思うと、人間ってすごく可愛らしい生き物だなって思います。
お話しできるの、楽しみにしています!